かぶと虫の育て方
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かぶと虫の育て方は、卵、１〜３齢幼虫、越冬した３齢幼虫と蛹、成虫など、それぞれの段階で異なる。飼育箱にはプラスチックやガラスの水槽や木箱がよいだろう。
かぶと虫の卵、１〜３齢幼虫の育て方の場合、直射日光は温、湿度を急に変化させ、また卵、幼虫とも土の中の暗いところで生活しているので、なるべく避ける。飼育マット（幼虫の餌）は、色が淡く見えるようでは乾き過ぎ、かといって手でぎゅっと握って水がしみでる感じでは湿りすぎなので気をつけよう。卵や幼虫や蛹は、どれも皮膚がたいへん柔らかく傷つきやすいので、これらの取扱いには細心の注意が必要である。
越冬したかぶと虫の３齢幼虫と蛹のの育て方場合、寸法は十分余裕のあることが望ましく、幼虫１匹当り１０立方cm以上の餌と空間が必要である。特に深さは20cm以上が良い。餌は市販の飼育マットや腐葉土、広葉樹のおが屑など。長いあいだ幼虫を飼っていると、土の下方に糞が溜まってくるため、容器が小さい場合餌不足になることがあるので注意しよう。幼虫は老熟すると下にもぐって土の中に蛹室を作る。容器が深い場合には始めから底方に１０〜１５cm土を固く敷き詰め、餌の腐葉土やおが屑はその上に置くと良いだろう。幼虫が蛹室を完成したら絶対に崩さないこと。蛹室が崩れると蛹の死亡率は高くなる。蛹室の中に入り込むミミズなどにも注意が必要。
かぶと虫の成虫の育て方の場合、餌にはリンゴ、モモなどの果実が便利。１日１回交換するが、夜行性なので、餌の交換は夕方にすると痛まなくて良いだろう。飼育箱の中に、葉の着いたクヌギ等の枝をいれてあげると、動き回っていた成虫が落ち着き、寿命が長くなる。しっかりつかまれるくらいの太い枝や、もぐれるように土や落ち葉をいれてやれば良い。土は幼虫の餌になるものにしておけば、そのまま産卵場所や幼虫の飼育にも使用できる。
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