大川功

大川功は1926年大阪市に生まれた。早稲田大学を卒業後、大阪計算代行、日本計算センター取締役などを歴任。1968年に、コンピューターサービス株式会社(現CSK)を創業。

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大川功は1926年大阪市に生まれました。


1948年に早稲田大学を卒業後、大阪計算代行、日本計算センター取締役などを歴任。


1962年に「IBMのパンチカードシステムの講習会」に出席した時、コンピュータとの運命的な出会いに“予兆”を感じ、1968年大川42歳のときに、資本金500万円、社員わずか10名で大阪の地にコンピューターサービス株式会社(現CSK)を創業します。


過去30年にわたり、グローバルな情報社会を夢見ながら、CSKを拡大させてきた。1982年、CSKは日本のソフトウェア会社では初めて、株式上場を果たします。IT(情報通信)産業の先駆的経営者として、ゲームなどエンタテインメント事業の重要性に着目、84年にセガ・エンタープライゼス(現セガ)の会長に就任します。


その後もIT関連企業に対して積極的に支援を続け、経営不振のアスキーや亜土電子工業(現CSKエレクトロニクス)に出資、CSK傘下に収めました。同氏が会長を兼務している公開企業は、アスキー、CSKエレクトロニクス、ベルシステム24、ネクストコム。約30社を傘下に置きました。


セガが2001年3月期、ドリームキャスト事業撤退で800億円の特別損失を計上するのに対しては、大川功氏個人が850億円の資産を贈与することを決めました。IT産業への先見性は高い評価を得ており、96年には早稲田大学名誉理学博士号を授与され、勲三等旭日中綬章を受賞しています。


2001年03月16日心不全のため逝去。享年74歳。


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